ボクの名前はフローラ。
今日はなんだか早く目がさめちゃった。
ひまだから、となりで寝ているアウレリアを起こしてあげよう。
ツン。
アウレリアのほっぺを優しくつついてみる。
「う~ん」
アウレリアは寝返りをうったけど起きてくれない。
ツン、ツン。
まだ起きない。
ペロリ。
ほっぺを舐めてみる。いつもざらざらしてるってアウレリアが起こるんだけど、ぼくにはぜんぜんわからない。
アウレリアはぜんぜん起きてくれない。
も~。こうなったらやっちゃうよ?
かぷっ。
ボクはアウレリアのほっぺをそっと噛んだ。
「いたっ!」
やっとアウレリアの目があいた。
「にゃ~ん。」
「フローラ、どうしたの?」
アウレリアはまだ眠いみたいで、目をこすっている。
「にゃ~ご。にゃーん」
ごはん~。くれ~。
おなかすいたにゃ。
「おなかが空いたの?」
「うにゃ~ん」
そうそう。早くちょ~だい。
おいしいおにく♪たべたいな。
「外が暗いんだけど……フローラもう少し寝かせて?」
「にゃ~」
だめだめ。
ボクはお肉が食べたいの。
ね、アウレリア、いいでしょう?
ボクはアウレリアの鼻とボクの鼻をくっつけてすりすりした。
「~~~~もう、しかたないなぁ」
そういいながらアウレリアはご飯を準備してくれる。
だーいすき、あうれりあ。